昔は道徳の授業がありました。知識を教わる訳もなく、試験がある訳でもなかったので、先生の話を適当に聞き流していたような気がするのですが、今振り返ってみたら、あの授業が一番心に残っているような気がします。
今回紹介する本は、『道徳の教科書』(PHP研究所、PHP文庫) をテキストにいかに道徳の授業を進めるか手法が書いてあります。本を読んでいる私たちがあたかも授業を受けているような感覚を受けるところは新鮮です。
表紙に西郷隆盛のイラストがあったので思わず図書館で借りたのですが、西郷さんの箇所は何度も読みました。
授業を終えた後の生徒の感想も列記されています。感想文だから優等生のように書いてあることは著者も承知の上です。それよりも、このような授業を経て、一度考え方をリセットすることが大切なのではないでしょうか?
日本、国歌等、言葉に出すと思想がかっていると考えられがちなテーマも柔らかく書いてあります。「道徳の教科書」も読んでみようと思いました。
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