2010年1月31日日曜日

二流の人

今年の1月は、正月休みに本を読む時間があったので、20冊の本を読むことができました。

ただ、1冊、坂口安吾全集(第3集)は、3.5cmもの厚みのある本で、最後まで読み切ることができませんでした。

最近儒教関係の本を手にすることが多くなったのですが、たまに、人間の心理を深くえぐった本が読みたくなることがあります。

精進料理ばかり食べていると、ホルモン焼きが無性に食べたくなるような心境。

安吾の短編歴史物は、とっつきやすく飢えを満たしてくれます。

好きなのが黒田如水を描いた「二流の人」。策士でありながら、結局は平凡な一生を送った男の歴史は、歯痒さの連続。関ヶ原の戦いでは、息子黒田長政の要らぬ行為で、天下取りの野望が儚い夢と散りました。
そんな彼の苛立ちが見えるようで気に入っている作品です。

2010年1月25日月曜日


作者は富山県小矢部市の方。Z工法という独自で研究した工法についての紹介がほとんど。

内容については非常に筋が通っており、べらんめぇ調で書いてあるのが面白い。他メーカーの断熱材の批判が多いのですが、この方に言われるとなんだか従ってしまうところが恐ろしくもあり、すごいところでもあります。

ちなみにZ工法のネーミング。後がないことより究極の方法のよう。出元は日本海軍のZ旗と思われます。今は埼玉にお住まいなのですが、一度お会いしてみたくなりました。